KOJIKA17

Webデザイナーが知っておく、DTPの基礎知識

Webデザイナーであっても、名刺やDMなど作る場合もあると思うので、入稿することを前提として、印刷に関する基礎をまとめてみました。

CMYK

RGB(加法混色)で表現される色を、塗料や染料では全ての色を再現できないため、印刷する場合はCMYK(減法混色)ににする必要があります。
CMYKは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、キー・プレート(Key Plate)から成っており、シアン、マゼンタ、イエローの三色で理論上、黒も表現できますが、実際は強く表現されないためブラックを補ったCMYKが使用されています。

しかしCMYKの黒でも本当の黒には見えません。
そこで他の色も混ぜて、本当の黒に近づけることをリッチブラックといいます。
印刷会社によっては推奨されているリッチブラックの濃度もありますが、C30%+M20%+Y20%+K100%で問題ないと思います。

入稿時にはCMYKの色指定を、5%刻みで指定する様にするようにしましょう。
印刷上では1%,2%の違いを正確に表現することをが難しく、5%くらいの色の差がないとうまく表現されない場合があります。

解像度

Webの場合の解像度は72dpiですが、印刷の場合はその媒体によって解像度を調整する必要があります。
以下は大体の目安です。

手元で見る印刷物(名刺、チラシなど)
350dpi
1Mほど離れてた所で見る印刷物(ポスター)
250dpi
2M~3Mほど離れてた所で見る印刷物(案内版や中吊り広告)
150dpi

画像形式

最近はPSDやJPGでも取り扱ってくれる印刷会社が増えてきましたが、EPSが推奨されています。
EPSはPSDのようにアルファ情報を保持してくれませんが、ベクターとラスタ情報を保持することができるので、マスクすることができます。

EPSでマスクされた画像の作り方

マスクしたい部分をパスで囲みます。

パスを選択した状態で、三角っぽいところから[パスの保存]をクリックし、パスを保存します。

また三角っぽいところから[クリッピングマスク]を選択。

平滑度をいい感じにします。
見た目上、変化は起こりませんが、このままEPS形式で保存します。

試しにillustratorに貼り付けると、ちゃんとマスクされていることが確認できました。
逆に画像が荒くなっているように見えますが、仕様です。
印刷すれば綺麗に印刷されます。

画像サイズ

高解像度の画像をillustrator上などで縮小し、配置してしまうとギザギザになったり、ぼけたようになってしまい、シャープネスが損なわれます。
Webでいうと、高解像度の画像をHTMLに貼るようなものです。
画像を配置する場合は、Photoshopなどで画像サイズを適切に設定してから、配置するようにしましょう。

トリムマーク

トリムマーク(トンボ)は印刷の位置あわせや、仕上げ加工を容易にする、印刷においては重要なマークです。
トリムマークの出し方は、印刷物の大きさに合わせたパスを選択した状態で、[フィルタ]→[クリエイト]→[トリムマーク]で出すことができます。

周りの図形のような黒い線がトリムマークです。
さらに四角のガイドを引いている外側から「塗り足し」「断裁線」「文字切れ」。
塗り足しは、背景の色や写真などを、断裁線から3mm外に配置することで断裁時の仕上がりよくするものです。
文字切れは、断裁面より3mm内側に文字などの重要な情報を配置してしまうと、断裁時に文字が切れてしまう場合があるので、一番内側の線より外には文字などの情報は置かないようにしましょう。