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Webデザイナーが覚えておく、代表的なライセンスまとめ

Webサイトを作る時に写真やフォント、プログラムを1から作ると非常に大変です。また有料のものを使うとコストが高くなってしまうので、無料で配布されている写真やフォントを使う場合もあるかと思います。
しかし、いくら無料といってもライセンスが表記されていると「どこまで使っていいのか」疑問に思ってしまうことが多々あります。
今回は代表的なライセンス表記についてご紹介します。

BSD License

保障無保証
商用可能
ソース複製、改変、配布可能
必要な表記
  • 著作権表示
  • 無保証の旨
  • ライセンス条文
ソフト・データ
  • Firebug
  • Opera Dragonfly
  • Webkit(LGPLも含む)

非常に緩いライセンスです。
1999年までのBSDライセンスには、初期開発者を表示する宣伝条項が含まれていました。
現在はこの宣伝条項のない新しいBSDライセンスを修正BSDライセンス (New BSD License)あるいは三条項BSDライセンス (3-clause BSD license) と呼ばれています。

BSDライセンスをベースに作成されたBSDスタイルのライセンスも多く存在します。
例として、Apache Software License, Sendmail License, PHP License, Python Licenseなど多く存在します。

三条項BSDライセンスの表記例

三条項BSDライセンスのテンプレートがありますので記載致します。
以下のような表記がある場合、三条項BSDライセンスとなります。

Copyright (c) <YEAR>, <OWNER>
All rights reserved.

Redistribution and use in source and binary forms, with or without modification, are permitted provided that the following conditions are met:

  • Redistributions of source code must retain the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer.
  • Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer in the documentation and/or other materials provided with the distribution.
  • Neither the name of the <ORGANIZATION> nor the names of its contributors may be used to endorse or promote products derived from this software without specific prior written permission.

THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE COPYRIGHT HOLDERS AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE COPYRIGHT HOLDER OR CONTRIBUTORS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.

The BSD 3-Clause License | Open Source Initiative

Copyright (c) <年>, <所有者>
All rights reserved.

ソースコード形式かバイナリ形式か、変更するかしないかを問わず、以下の条件を満たす場合に限り、再頒布および使用が許可されます。

  • ソースコードを再頒布する場合、上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。
  • バイナリ形式で再頒布する場合、頒布物に付属のドキュメント等の資料に、上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。
  • 書面による特別の許可なしに、本ソフトウェアから派生した製品の宣伝または販売促進に、<組織>の名前またはコントリビューターの名前を使用してはならない。

本ソフトウェアは、著作権者およびコントリビューターによって「現状のまま」提供されており、明示黙示を問わず、商業的な使用可能性、および特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証も含め、またそれに限定されない、いかなる保証もありません。著作権者もコントリビューターも、事由のいかんを問わず、 損害発生の原因いかんを問わず、かつ責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、本ソフトウェアの使用によって発生した(代替品または代用サービスの調達、使用の喪失、データの喪失、利益の喪失、業務の中断も含め、またそれに限定されない)直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害について、一切責任を負わないものとします。

SourceForge.JP

MIT License(X11 License、X License)

保障無保証
商用可能
ソース無制限に扱うことができる
必要な表記
  • 著作権表示
  • 許諾表示
ソフト・データ
  • XOOPS Cube Core (New BSD License)
  • concrete5
  • prototype.js
  • jQuery
  • MooTools

BSDライセンスを元に作られたBSDスタイルのライセンスの1つであり、こちらも非常に緩いライセンスです。 オープンソースであるか無いかに関わらず再利用が認められています。

MITライセンスの表記例

MITライセンスのテンプレートがありますので記載致します。
以下のような表記がある場合、MITライセンスとなります。

Copyright (c) <year> <copyright holders>

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions:

The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.

THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.

Open Source Initiative

Copyright (c) <年> <所有者> 以下に定める条件に従い、本ソフトウェアおよび関連文書のファイル(以下「ソフトウェア」)の複製を取得するすべての人に対し、ソフトウェアを無制限に扱うことを無償で許可します。これには、ソフトウェアの複製を使用、複写、変更、結合、掲載、頒布、サブライセンス、および/または販売する権利、およびソフトウェアを提供する相手に同じことを許可する権利も無制限に含まれます。

上記の著作権表示および本許諾表示を、ソフトウェアのすべての複製または重要な部分に記載するものとします。

ソフトウェアは「現状のまま」で、明示であるか暗黙であるかを問わず、何らの保証もなく提供されます。ここでいう保証とは、商品性、特定の目的への適合性、および権利非侵害についての保証も含みますが、それに限定されるものではありません。 作者または著作権者は、契約行為、不法行為、またはそれ以外であろうと、ソフトウェアに起因または関連し、あるいはソフトウェアの使用またはその他の扱いによって生じる一切の請求、損害、その他の義務について何らの責任も負わないものとします。

SourceForge.JP

GNU General Public License(GNU GPL, GPL, GNU一般公衆利用許諾書)

保障無保証。しかし以下のような特性がある。
  • 著作権表示の保持
  • 許諾書の修正は認められない
  • 再配布の条件を決めることができる
商用可能
ソース複製、改変、配布可能(ただしGPLは継承される)
必要な表記
  • 著作権表示
  • 無保証の旨
  • ライセンス条文
ソフト・データ
  • Linux
  • WordPress
  • MovableType オープンソース版
  • EC-CUBE オープンソース版
  • SOY CMS オープンソース版
  • XOOPS

GPLはソフトウェアの一部でもGPLを使用すると、そのソフトウェア自体GPLとなり、複製、改変、配布を許可しなければならない強制力を持っています。
このことから「感染(ウイルス)性」のライセンスと呼ばれる場合もあります。
しかしGPLはフリーソフトの配布ライセンスとして人気が高く、またライセンスの互換性を保つために異なるライセンスと合わせデュアルライセンスで配布される場合もあります。

GPLの表記例(抜粋)

GPLのテンプレートがありますのでバージョン3の抜粋を記載致します。
以下のような表記がある場合、GPLとなります。

<one line to give the program's name and a brief idea of what it does.>
Copyright (C) <year> <name of author>

This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the terms of the GNU General Public License as published by the Free Software Foundation; either version 3 of the License, or (at your option) any later version.

This program is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License for more details.

You should have received a copy of the GNU General Public License along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.

The GNU Operating System

<プログラムの名前と、それが何をするかについての簡単な説明を1行程度。>
Copyright (C) <年> <作者の名前>

このプログラムはフリーソフトウェアです。あなたはこれを、フリーソフトウェア財団によって発行されたGNU 一般公衆利用許諾書(バージョン3か、 それ以降のバージョンのうちどれか)が定める条件の下で再頒布または改変することができます。

このプログラムは有用であることを願って頒布されますが、*全くの無保証 *です。商業可能性の保証や特定目的への適合性は、言外に示されたものも 含め、全く存在しません。詳しくはGNU 一般公衆利用許諾書をご覧ください。

あなたはこのプログラムと共に、GNU 一般公衆利用許諾書のコピーを一部受け取っているはずです。もし受け取っていなければ、<http://www.gnu.org/licenses/> をご覧ください。

SourceForge.JP

GNU Lesser General Public License(GNU LGPL, LGPL)

保障無保証
商用可能
ソース複製、改変、配布可能(ただしソースは公開しなければならない)
ソフト・データ
  • OpenOffice.org

他のプログラムにリンクする場合、GPLだと強制力が強いので、ライブラリ(ソフトウェアのパーツ部分)のためのライセンスとして作成されました。再配布しない場合はソースコードを無制限に使用することができます。
Webデザイナーというより、プログラマに関係性のあるライセンスです。

Creative Commons(CC, クリエイティブ・コモンズ)

保障表記により設定できる
商用場合による
必要な表記ライセンスマーク
ソフト・データ写真、Photoshopのブラシ等

Webデザイナーはよく注意しておくライセンスです。
まず作品の著作権についてのライセンスマークが4種類存在します。

表示 作品の制作者を表示
非営利 作品を使用する場合、非営利で使用する
改変禁止 作品を改変しない
継承 2次創作物に対し、元の作品のライセンスを継承した上で配布を認める

そして、このライセンスマークを使用して「著作権保護(All rights reserved)」から「著作権破棄(No rights reserved)」までを6段階で表示できます。

この6段階のうちのどれかの画像を使用する場合は、Choose a Licenseから、画像とHTMLを簡単に取得することができます。

2つの画像スタイルを選択できるので、どちらかお好きな方をお選び頂けます。

さらにHTMLにはメタ情報が含まれた状態で、生成されます。
以下のリンク先は"rel"によりライセンスであると明示します。

<a rel="license" src="http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/">

以下RDFのメタ情報になります。xmlnsを利用するので、XHTMLかHTML5で使用して下さい。
HTML4.01では文法的に間違いになります。どうしてもHTML4.01でライセンスのメタ情報を付与したい場合は、Microformatsでメタ情報を記載して下さい。
(またMicroformatsについては過去記事をご覧下さい。)

<span xmlns:dct="http://purl.org/dc/terms/" href="http://purl.org/dc/dcmitype/StillImage" property="dct:title" rel="dct:type">titles</span> by <a xmlns:cc="http://creativecommons.org/ns#" href="http://kojika17.com" property="cc:attributionName" rel="cc:attributionURL">kojika17</a> is licensed under a <a rel="license" href="http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/">Creative Commons 表示 3.0 Unported License</a>.<br /><a xmlns:dct="http://purl.org/dc/terms/" href="http://kojika17.com/title.svg" rel="dct:source">kojika17.com</a>にある作品に基づいている。

自分がCCライセンスのついた作品を流用する場合の確認は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとはから、より詳細な内容を確認頂けます。

注釈

  • 表記例に関しては、それが全ての表記例ではありません。
  • 他にも様々なライセンスがあり、また特許関係の記述が欠落しています。
    まとめとしてご覧になって下さい。
  • 修正BSDライセンスについての記述が不適切な部分がありましたので、訂正致しました。()
  • BSDライセンスについて、修正致しました。 参考: BSDライセンスの問題 ()